ABOUT ASHIO
足尾は、江戸時代から昭和にかけて、約400年にわたり銅山のまちとして栄えました。日本の近代化を支えた足尾には、数多くの貴重な産業遺産が点在しており、ノスタルジックな雰囲気をたたえて訪れた人に過去からのメッセージを伝えてくれます。
また、足尾では銅山からの煙害により破壊された自然環境の再生に向けて積極的な取り組みが行われています。
産業遺産めぐりに映画やドラマのロケ地巡り、また緑化活動への参加やトレッキング、キャンプ、温泉など四季折々の楽しみ方があるまちです。
ACCESS
MAP
HERITAGE OF INDUSTRIAL MODERNIZATION
国内最大の銅山として日本の近代化・産業化に大きく貢献した足尾。
貴重な産業遺産の中からその一部をご紹介します。
通洞坑(国指定史跡)
足尾銅山の主要坑道である本山坑及び小滝坑を結ぶ坑道として明治29年に完成。日本を代表する銅山の象徴として貴重な遺跡であることから、坑口から167mの範囲が史跡に指定されています。
古河掛水倶楽部
(国登録有形文化財)
足尾鉱業所の迎賓・集会施設です。国産第一号とされるビリヤード台や大正13年のドイツ・バルトール・ベルリン社製のピアノも残されています。
※冬期間を除き土曜・日曜日・祝日には一般公開されています
通洞選鉱所(稼働資産)
※非公開
坑内から採掘された鉱石を選り分けて、製錬所へ送る役割を担う施設です。当時、最新鋭の設備が配備され、金属鉱山の選鉱所モデルとして国内外で高く評価されました。
※外観のみ望見可能です。建物の内部や敷地内では見学できません
足尾鉄道
(国登録有形文化財)
産銅量の増加に伴う輸送力の増強のため、古河鉱業を中心に敷設されました。現在は、わたらせ渓谷鐵道として桐生~間藤間が運行されています。
※橋梁及びトンネルは外観のみ望見可能です
旧足尾銅山電話交換所
(国登録有形文化財)
足尾銅山の坑内外に電話が架設されたのは明治19年。足尾銅山のものとして現存する唯一の電話交換所で、足尾銅山における電話の導入と普及の歴史を物語る貴重な建物です。
※古河掛水倶楽部開館日に一般公開
足尾砂防堰堤
(日本土木遺産)
煙害等により荒廃した山からの土砂流出防止のため、明治30年以降、製錬所周辺の松木沢を中心に、多数の堰堤が建設されました。
※銅親水公園で外観のみ望見可能です。また、松木ゲートより先は車両での進入は出来ません
足尾を歩けば、まちのあちこちに「銅山のまち」の面影を
見ることができます。
日本の近代化を支えた当時の最新技術、
人々の暮らしを想い描きながらまちを巡ってみませんか?
ENVIROMENTAL ACTIVITIES
渡良瀬川の源流に位置する足尾町松木地区は、足尾銅山の煙害により荒廃し、国や県などの関係機関による復旧事業が約100年前から続けられてきました。1996年にはNPO法人「足尾に緑を育てる会」も結成され、多くのボランティアとともに植樹活動が進められています。
足尾環境学習センター
自然の大切さと環境問題が学べる施設として、銅親水公園内に開設。鉱害や緑化事業の歴史などの写真資料が展示されているほか、マジックビジョンやミニシアターでは映像で松木渓谷や足尾に関する情報を得ることができます。
※冬期間を除き開館しています
NPO法人
足尾に緑を育てる会
足尾の山の緑化活動を通じて、水循環系を中心とした環境問題に取り組んでいます。これまでの植樹参加者は20万人を超えました!植樹サポーターは随時募集していますので、お気軽にお問合せください。
NPO法人 足尾に緑を育てる会ATTRACTION
イワナやヤマメなどの渓流釣りを楽しむことができます。
キャッチ&リリースや解禁日など、詳細は足尾町漁業協同組合までお問い合わせください。
TEL:0288-93-0777(火・水・金 10~15時)
SDGs PROGRAM
足尾を舞台に、産業遺産見学や森づくり体験を通して経済発展と環境
保護、企業活動や自身の生活を考える1泊2日の体験型SDGs研修です。
※こちらは企業向けの研修プログラムです
※プログラム内容は変更となる場合があります
産業遺産見学
一時は日本の銅の産出量の40%を占める日本一の銅山だった足尾。日本で初めて電力を動力に応用した間藤水力発電所跡など、当時の最先端技術を駆使した産業遺産跡の数々を見学します。
足尾の歴史と
四季を感じら
れる食事
明治期の足尾銅山では、国内外の要人にフレンチが振る舞われていました。そんな100年以上前の献立レシピから、ビーフシチューを再現。その他、地元食材をふんだんに使った足尾四季御膳もご用意しています。
森づくり体験
荒廃した足尾の山に緑を取り戻そうと活動している「NPO法人 足尾に緑を育てる会」の方々からレクチャーを受け、春から秋は植樹体験、冬は土壌づくりなどの森づくり体験を行います。
ワークショップ
宿泊先の国民宿舎かじか荘にて行われるワークショップ。焚火を囲み、足尾の坑道で熟成されたワインを手に、SDGsの視点で見て、触れて、感じたことや気づきを振り返ります。